Secondmind、自動車業界における取り組みをアジア地域で強化
このたびSecondmindは、VP Customer Success兼日本法人代表として、井上友宏を迎え入れることになりました。井上は横浜に新設した日本法人を拠点とし、エンジンECUの適合を始めとして、燃費と排出ガス・トランスミッション制御・EVバッテリー管理などの最適化など自動車業界へ事業拡大を進め、Secondmindのアジアにおける自動車事業を推進します。
井上は、日本、米国、メキシコ、韓国において大手企業の営業、物流管理、工場運営、財務などの経験を持ち、米国、欧州、イスラエルなど複数のスタートアップにて日本・韓国での事業立ち上げを行うなど、30年以上にわたり、世界とアジアの間で革新技術のスタートアップと自動車製品業界の橋渡しを行ってきました。
更に、フォードやGM向けの世界規模の部品の調達と物流から、自動車部品製造管理、ECUソフトウェアの事業開発・販売に至るまで、様々な自動車事業に携わってきた経験を持っています。HERE Technologiesではアジアでの事業開発を主導し、韓国事業、交通情報サービス、ナビゲーションソフトウェア、ADASアプリケーションなど、複数の新規事業を立ち上げてきました。
直近では、コネクテッドカーや自動運転車両向けサイバーセキュリティのリーダーであるArgus Cyber Securityにおいて、カントリーマネージャーとして日本と韓国での事業立ち上げを行い、アジアのOEMのニーズに応えるチームを構築し、立ち上げから2年で数百万ユーロ規模の事業に成長させました。
Secondmindは、2020年末にマツダと戦略的提携契約を締結し、日本での事業拡大に取り組んでいます。戦略提携の中でマツダは、Secondmind アクティブラーニングを利用し、エンジンのキャリブレーション期間を大幅に短縮することで、最先端の低燃費車をより早く市場に届けることを目指しています。
Secondmind会長兼チーフサイエンティストのカール・ラスムセンは次のように述べています。「Secondmindのチームに井上を迎えたことを大変嬉しく思っています。彼は自動車業界に対する熱意と理解力を持っており、当社のさらなる成長に必要な実績と能力を有しています。彼の就任により、日本市場における当社のプレゼンスを拡大し、現地のチームを通じて、当社が持つ最先端のAI専門知識と技術を日本のお客様に提供できるようになるでしょう」
SecondmindのVP Customer Success兼日本法人代表の井上友宏は次のように述べています。「Secondmindの技術が、マツダを初めとした複数の自動車メーカーに認められ、利用頂いていることを嬉しく思います。Secondmind株式会社を設立して日本で技術サポートを提供し、日本のお客様と英国本社との間のビジネスや文化のギャップを埋めることで、お客様に寄り添ったコラボレーションを提供していきたいと考えております。私のミッションは、日本のお客様がSecondmindの最先端の機械学習技術を簡単に利用頂けるようにし、日本の自動車業界の開発効率と競争力向上に貢献することです。」